自覚症状ない歯周病

歯周病の臭いや口臭の原因とは

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歯周ポケットクリーナ「デントール」

自覚症状ない歯周病

病気のかかりはじめに、痛みや熱が出るという病気なら、だれだってその症状で病気にかかったことを自覚します。

はっきりと不快なサインがあるなら、だれでもすすんでその対策をとりますが、歯周病の場合には、かなり悪くならなければ、目立った自覚症状は出てきません。

歯周病の場合には、骨が溶けはじめても痛みも熱も出ないのです。

かみしめたときに歯が揺れる、あるいは指で押すと動くというような自覚症状が出てきたときには、すでに単純な歯ぐきの病気ではなくなっています。

これが歯周病のこわさです。

では、歯周病はそのかかりはじめにどのような兆候があって、どのような症状を示しながら、どのように進行するのか。

歯槽膿漏というとよく聞きますが、歯槽とは、歯の根がそのなかに植っているあごの骨の槽(くぼみ)のことです。

その歯槽から膿がもれ出してくるようすを病名にしたのが歯槽膿漏です。

歯のまわりから膿が出る症状は、歯周病がかなり進行した状態であらわれます。

膿と呼んでいる黄白色の臭いのある粘液(化膿性溶出液)は、変性した白血球を大量に含む液体です。

歯ぐきのなかで、からだを外敵からまもるのは、好中球と呼ばれる白血球です。

好中球は外敵の侵入に対して血管から大量にしみ出して、外敵を食い殺します。

膿は、戦い疲れた白血球のかたまり、つまり戦傷兵のようなものです。

外敵というのは、この場合は、歯と歯ぐきのすき間に侵入し増殖しつづける有害な細菌のことです。

いやな臭いのする(味もある)膿を感じるのは、歯周病がかなり進行してからのことです。

膿は、歯肉のなかにたまって歯肉が腫れ、かなり痛むこともあります。

これは、歯肉のなかにたまった膿が引き起こす急性症状(歯肉膿瘍)です。

いままでは、この急性症状で来院したときから歯周病の治療にとりかかっていました。

痛みや熱のようなはっきりとしたいやな症状がなければ、病気を自覚せず、病気の自覚のない人を治療するのはむずかしいことです。

歯科医院では、腫れた歯肉にメスで切り口を開け膿を外に出し、消毒してくれます。

これは歯周病の治療ではなく、歯肉膿瘍に対する応急処置です。

これで歯周病がよくなったと思ったら大まちがいなのです。

歯と歯ぐきのあいだのミゾ(歯肉溝)に有害な細菌がたまり、そのミゾが深いドブに変わっても、そのままにしておくと、もっと深い場所に膿がたまる(歯周膿瘍)ことになります。

それまでに目立った症状がなく、カゼをひいたり疲れたときに歯ぐきが腫れているていどかもしれません。

人によっては、歯ぐきに膿がたまって激しい痛みに苦しむということもあります。

歯のまわりの組織にたまった膿は、腫れと痛みをがまんしていると、組織に穴を開けて外に流れ出します。

膿のたまりはじめにひどく痛み、時間がたって膿が外に出てしまうと、痛みはなくなります。

こうして、いったん症状は軽くなりますが、このような急性症状を示す時期に、歯を支える組織が急激に破壊されます。

こうした痛みをなんどかくり返すと、歯を支える骨がなくなり、歯を失うところまで破壊がすすんでしまいます。

重度の歯周病でも、鏡で見た外見上は、そうひどそうには見えません。

健康なときには歯は、骨とハンモック状の繊維に支えられていますが、それがすっかりなくなってしまい、失った支えのかわりに、ハリボテのような歯肉が歯の根を隠しています。

このふくらんだハリボテ状の歯肉と根のあいだには、ハンモックのかわりに深いミゾができています。

この深くなったミゾを歯周ポケットと呼んでいます。

歯周病の原因は、歯と歯ぐきのあいだにできてしまった歯周ポケットのなかの細菌をどうにかしなければ、歯を支える組織の破壊はつづきます。

歯を支えるハンモックは、たとえ少々破壊されても、タテの方向には耐えます。

ところがぐらぐらしている歯を横につないでしまうと、これまでにない方向に力が加わるようになります。

削ってじゃまなものをかぶせた分だけ歯ぐきを清潔に保つことも困難になります。

歯をつなぎ合わせることは、原因の除去ができたあとの後始末にすぎず、原因をそのままにして後始末だけをしてしまうと、一見、治ったようで、かえって歯を支える組織を破壊することになるのです。

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