貸金請求実況中継
人には、二種類の人がいます・・・
誰かにお金を貸した場合に、二種類に分かれるんです・・・
まず、お金を返せ、と言える人・・・
そして、お金を返せ、と言えない人・・・
あなたはどちらの人でしょうか?
ご紹介が遅れました、Mr.Kと申します。
僕は元金融会社の社員をしておりました。
余計かとは思いますが、金融会社の社員はどのような仕事をしているかについて少しお話させていただきたいと思います。
これも2つだけです。
新規のお客を獲得するのと、自分の顧客を管理すること。
これを同時に行ないます。
「Mr.Kさん、普通じゃないですか・・・」
なんて、言われるかもしれません・・・
聞くのは簡単ですが、そうでもないんです・・・
僕が勤めていた金融会社は、中小企業向けに融資をする金融会社でした。
ですから、毎日、毎日、タウンページにものさしを当てて、1件1件電話営業をかけます。
日によっては、300件ぐらい電話します。
電話の相手の対応は、無茶苦茶ですよ、想像してみてください。
あなたのご自宅の電話に、営業の電話がかかってきたらどうします・・・
そうです、ガチャ切りされたり、怒られることもしばしば・・・
それが、毎日、300件・・・
やっと、お金を借りてくれそうな社長を見つけ、お願いします、頼みます。
だって、僕の左にはにらんだ支店長と、後ろにはホワイトボードに営業成績の棒グラフ・・・
その棒グラフ、僕の名前のところは、極端に短い棒の長さ・・・
もうなりふりかまっていられません・・・
だから、お願いして、お願いして、お願いします・・・
そして、営業をかけている社長が言います・・・
「Mr.Kさんが、そんなに言うなら今回は借りますよ」
僕は言います、ありがとうございます、ありがとうございます・・・
一件落着ですね、良かった僕^^
しかしですね・・・
本当に大変なのは、ここからです・・・
次の月・・・
お願いして、頼んで、ありがとうございます、と言って借りてくれた社長が・・・
初回の返済日に延滞・・・
分割返済の初回の返済日に支払ってこないんです・・・
初回ですよ・・・
もちろん、そんなことは支店長にばれます、そして、こんなことを言われます・・・
「こらあ、Mr.K、初回から延滞だぞ、どうなってんだ!」
僕は、その怒鳴り声に、ビクッとしながら、その社長に電話します・・・
でもですね・・・
実は、僕は、二種類のタイプの・・・
後者のタイプ・・・
お金を返せと言えないタイプだったんです・・・
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