賃料減額請求の回答書雛形・・・

賃料減額請求の回答書雛形・・・

平成**年**月**日
東京都**********
株式会社山田工業
代表取締役 山田太郎 殿
東京都********
田中商会株式会社
代表取締役 田中五郎
ご回答
拝啓、後記店舗について賃料減額請求のご通知を受領いたしましたので、次のとおり、回答をいたします。
1、後記店舗についての約定賃料・月額金**円は、適正妥当なる額でありますので、貴社の減額請求には応じられません。したがって、従前どおり、月額金**円の割合にて御送金のうえ御支払ください。貴社は平成**年**月分賃料として、金**円しか支払っておりません。よって、直ちに不足額の金**円を御支払ください。上記御支払いなき場合は、建物賃貸借契約第*条に基づき、上記不足額に対し、年率**%の割合による遅延損害金の支払を請求いたします。
2、更新料の2ヵ月分相当額を1ヵ月分に減額せよとのご請求も、これを拒否いたします。更新料は賃料の一部ではなく、契約更新に伴う独自の金銭の授受でありますから、賃料減額請求の対象とはならないものと思料いたします。
なお、当社は貴社より送金の金**円を平成**年**月**日分賃料・月額金**円の一部金として受領いたします。上記金**円を貴社に返送しないからといって、貴社の主張する賃料減額請求を容認したのではないことを念のため申し添えます。
3、後記物件全体の公租公課については、今年度において**%増額しました。昭和**年の賃貸借契約以来、月額賃料・金**円は据え置きとなっており、この間における公租公課の増額は、貴社に賃貸している部分については、月額金**円から金**円になっておりますが、全て当社において負担しており、実質賃料は契約時より減額となっていることを申し添えます。
敬具
物件の表示
所在    東京都**********
家屋番号  **番
種類    店舗兼事務所
構造    **造****建
床面積   1階**平方メートル
2階**平方メートル
のうち2階東側部分**平方メートル

賃料減額請求の回答書雛形WORD

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使用貸借契約の注意・・・

使用貸借契約の重大な特色は、その貸借が無償であるとことです。

(使用貸借)
民法第593条 使用貸借は、当事者の一方が無償で使用及び収益をした後に返還をすることを約して相手方からある物を受け取ることによって、その効力を生ずる。

例えば、機械器具の譲渡担保契約では、債務者と債権者の間で無償の使用貸借契約がその一部分になっています。

また、会社によっては、社宅についてこれを無償として使用貸借契約を締結し、退職した社員から借家権を主張していることを予防している場合もあります。

使用貸借では、期間を定めた場合、法定更新がありませんから、期間延長の両者の合意がない限り、その期間満了のとき明渡しを求めることができます。

固定資産税、都市計画税を借主に負担させることができるかについては当事者で合意で決めることになります。

建物の保存に必要な通常の必要費は借主に負担させられます。

(借用物の費用の負担)
民法第595条 借主は、借用物の通常の必要費を負担する。
2 第583条第2項の規定は、前項の通常の必要費以外の費用について準用する。

その範囲というのは、建具類の修繕等、最小限度保存に必要な修繕に限られるされます。

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建物使用貸借契約書雛形・・・

建物使用貸借契約書

第1条 山田太郎(以下「甲」という。)は田中五郎(以下「乙」という。)に対し、後記建物を無償で使用することを認め、本日同建物を引き渡した。

第2条 使用貸借の条件は下記のとおりとする。
(1)使用目的  住居
(2)使用期間  本契約のときから2年
(3)乙の義務  畳建具等の維持、修繕費用を負担する

第3条 乙はいかなることがあっても下記の事項をしてはならない。
(1)後記建物を住居以外に使用すること
(2)直系の親族以外の同居人を置くこと
(3)後記建物の占有を第三者に移転し、もしくは占有名義を変えること
(4)いかなる場合であっても後記建物所在地を法人の住所とし、あるいは法人の住所とすることを許諾すること
(5)後記建物の本体につき修繕、若しくは改良工事をなすこと
(6)無断で5日以上空き家にすること

第4条 乙が前条各号に違反したときは、甲は催告を要せず、直ちに本契約を解除し、乙に後記建物の明渡しを求めることができる。

第5条 第2条に記載された使用期間が満了したときは、乙は甲に対し後記建物を原状に復して返還する。

第6条 乙は甲に対し、本契約解除後、若しくは第2条の使用期間満了後の明渡遅延による損害賠償として、1日につき金**円の金員を支払う。

上記のとおり本契約が成立したので本証書2通を作成し、甲乙各1通を保有する。

平成**年**月**日

貸主(甲)東京都*******
山田太郎 印

借主(乙)東京都*******
田中五郎 印
(建物の表示)

建物使用貸借契約書雛形WORD

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