土地・家屋の明渡請求訴訟とは・・・

土地・家屋の明渡請求訴訟とは・・・

土地・家屋の賃貸借契約は、借主の借家権や借地権を借地借家法で保護しています。

賃貸借の期限がきたり、期限がない借家の解約のときには、明渡しを求めるためには、正当事由が必要なのです。

貸主の方で明渡しを求める必要と、借主の方で使用する必要を比較して、どちらの必要度が高いのかが、正当事由ということになります。

立退き料の有無なども正当事由の有無の判断事由になります。

また、貸主の必要度が高ければ、立退き料なしで正当事由があるとされることもあります。

借地借家法では、建物の明渡しを求めるにあたり「建物の賃貸人及び賃借人が建物の使用を必要とする事情のほか、建物の賃貸借に関する従来の経過、建物の利用状況及び建物の現況並びに建物の賃借人が建物の明渡しの条件として又は建物の明渡しと引換えに建物の賃借人に対して財産上の給付をする旨の申出をした場合におけるその申出を考慮して、正当の事由がある」ことが必要との規定を設けています。

賃料の不払いや賃借権の無断譲渡、その他の契約違反があれば、一般原則に従って契約解除ができます。

この場合、正当事由は必要ではありません。

ただし、借地権の譲渡や建物増改築については、裁判所の許可の制度ができています。

明け渡しが遅れた場合の遅延損害金は、地代、家賃相当額とするのが通常です。

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契約解除による家屋明渡請求の訴状ひな形・・・

訴状
平成**年**月**日
**地方裁判所 御中
原告 山田太郎 印

〒***-**** 東京都**********
電話 03-****-****
FAX 03-****-****
原告 山田太郎

〒***-**** 東京都**********
電話 03-****-****
FAX 03-****-****
被告 鈴木一郎

家屋明渡請求事件
訴訟物の価額 ***円
貼用印紙額 **円

請求の趣旨
被告は原告に対し、別紙物件目録記載の建物を明渡し、金***円及び平成**年**月**日から右明渡し済みに至るまで1ヶ月***円の割合による金員の支払いをせよ。
訴訟費用は被告の負担とする。
との判決及び仮執行の宣言を求める。

請求の原因
1、原告は別紙物件目録記載の建物の所有者(甲1号証)であるが、被告に対し次の通りこれを賃貸した。
(1)賃貸年月日     平成**年**月**日
(2)使用目的      居住のため
(3)賃料1ヶ月     金***円
(4)賃料支払日     毎月**日
(5)賃料支払方法    翌月分を原告宛に持参又は送金して支払う
(6)賃貸期限      平成**年**月**日
(7)その他の特約
2、右賃貸借契約は平成**年**月**日、賃料不払いによる契約解除によって終了した。
3、前項の契約終了理由の詳細は次の通りである。
(1)被告は賃料を平成**年**月分まで支払ったが、その後支払いがない。
(2)原告は被告に対し、平成**年**月**日に到達した書面によって、未払いの*か月分の賃料及び平成**年**月**日までに支払期限の来る平成**年**月分の賃料を右**月**日までに支払うよう催告し、併せて支払いがなければ、同日限り契約を解除する旨通知した(甲3号証の1,2)。
(3)しかし被告は全く支払わず、またその後原告が支払うよう求め、支払わなければ建物を明渡すよう求めたが、全く応じません。
4、そこで原告は、被告に対し次の通り求める。
(1)右建物の明渡し
(2)平成**年**月**日から平成**年**月**日までの賃料1ヶ月金**円の割合による支払い(金***円)
(3)平成**年**月**日から明渡し済みに至るまで、1ヶ月金***円の割合による賃料相当の損害金の支払い

証拠方法
1、甲1号証(建物登記簿謄本)
2、甲2号証(賃貸借契約書)
3、甲3号証の1(内容証明郵便)
甲3号証の2(配達証明)
その他は口頭弁論の際提出する。

付属書類
1、建物評価証明書 1通
2、甲号証の写し 各1通

物件目録
1、土地
所在地    東京都***********
地番     **番
地目     宅地
地積     ***平方メートル
2、建物
所在地    東京都***********
家屋番号   ****
用途     住宅
構造     木造瓦葺2階建て
面積     1階 **平方メートル
2階 **平方メートル

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契約解除による土地明渡請求訴状ひな形・・・

訴状
平成**年**月**日
**地方裁判所 御中
原告 山田太郎 印

〒***-**** 東京都**********
電話 03-****-****
FAX 03-****-****
原告 山田太郎

〒***-**** 東京都**********
電話 03-****-****
FAX 03-****-****
被告 鈴木一郎

土地明渡請求事件
訴訟物の価額 ***円
貼用印紙額 **円

請求の趣旨
被告は原告に対し、別紙物件目録記載の建物を収去して別紙物件目録記載の土地を明渡し、金***円及び平成**年**月**日から右明渡し済みに至るまで1ヶ月***円の割合による金員の支払いをせよ。
訴訟費用は被告の負担とする。
との判決及び仮執行の宣言を求める。

請求の原因
1、原告は別紙物件目録記載の土地の所有者(甲1号証)であるが、被告に対し次の通りこれを賃貸し(甲3号証)、被告は右土地上に別紙物件目録記載の建物を所有している(甲2号証)。
(1)賃貸年月日     平成**年**月**日
(2)使用目的      普通建物所有のため
(3)賃料1ヶ月     金***円
(4)賃料支払日     毎月**日
(5)賃料支払方法    翌月分を原告宛に持参又は送金して支払う
(6)賃貸期限      平成**年**月**日
(7)その他の特約
2、右賃貸借契約は平成**年**月**日、賃料不払いによる契約解除によって終了した。
3、前項の契約終了理由の詳細は次の通りである。
(1)被告は賃料を平成**年**月分まで支払ったが、その後支払いがない。
(2)原告は被告に対し、平成**年**月**日に到達した書面によって、未払いの*か月分の賃料及び平成**年**月**日までに支払期限の来る平成**年**月分の賃料を右**月**日までに支払うよう催告し、併せて支払いがなければ、同日限り契約を解除する旨通知した(甲4号証の1,2)。
(3)しかし被告は全く支払わず、またその後原告が支払うよう求め、支払わなければ建物を明渡すよう求めたが、全く応じません。
4、そこで原告は、被告に対し次の通り求める。
(1)別紙物件目録記載の建物を収去して別紙物件目録記載の土地を明渡すこと
(2)平成**年**月**日から平成**年**月**日までの賃料1ヶ月金**円の割合による支払い(金***円)
(3)平成**年**月**日から明渡し済みに至るまで、1ヶ月金***円の割合による賃料相当の損害金の支払い

証拠方法
1、甲1号証(土地登記簿謄本)
2、甲2号証(建物登記簿謄本)
3、甲3号証(賃貸借契約書)
4、甲4号証の1(内容証明郵便)
5、甲4号証の2(配達証明)
その他は口頭弁論の際提出する。

付属書類
1、土地評価証明書 1通
2、甲号証の写し 各1通

物件目録
1、土地
所在地    東京都***********
地番     **番
地目     宅地
地積     ***平方メートル
2、建物
所在地    東京都***********
家屋番号   ****
用途     住宅
構造     木造瓦葺2階建て
面積     1階 **平方メートル
2階 **平方メートル

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不法占拠による家屋収去土地明渡請求訴状ひな形・・・

訴状
平成**年**月**日
**地方裁判所 御中
原告 山田太郎 印

〒***-**** 東京都**********
電話 03-****-****
FAX 03-****-****
原告 山田太郎

〒***-**** 東京都**********
電話 03-****-****
FAX 03-****-****
被告 鈴木一郎

土地明渡請求事件
訴訟物の価額 ***円
貼用印紙額 **円

請求の趣旨
被告は原告に対し、別紙物件目録記載の建物を収去して別紙物件目録記載の土地を明渡し、かつ平成**年**月**日から明渡しに至るまで1ヶ月***円の割合による金員の支払いをせよ。
訴訟費用は被告の負担とする。
との判決及び仮執行の宣言を求める。

請求の原因
1、原告は別紙物件目録記載の土地(以下「本件土地」という。)の所有している。
2、被告は何の権限もなく、本件土地に建物(別紙物件目録記載の建物。以下「本件建物」という。)を建て、これを所有している。
3、本件土地の概要と紛争の経緯
(1)本件土地は、以前は原告の父****が所有していたが、平成**年**月**日に死亡し、原告がこれを相続したものである。
(2)原告は年に1度位は本件土地を見回っていたが、平成**年**月**日に行ったところ、その地上に建物が建てられていた。調査したところ、被告が原告に無断で勝手にこれを建て、使用しているとのことであった。
(3)原告は被告に本件建物を収去して土地を明渡すよう求めたが、被告は一向に明渡さない。
(4)土地家屋調査士に測量してもらったところ、本件建物は別紙目録記載の通りである。
(5)本件土地を調査したところ、仮に本件土地を賃借すれば、その賃料は1ヶ月***円に相当するとのことであった。
4、そこで原告は被告に対し、右所有権により、次の通り求める。
(1)建物を収去して本件土地の明渡し
(2)平成**年**月**日から明渡しに至るまで1ヶ月金**円の割合による損害金の支払い

証拠方法
1、甲1号証(土地登記簿謄本)
2、甲2号証(写真)
3、甲3号証(現況測量図)
4、甲4号証の1(内容証明郵便)
5、甲4号証の2(配達証明)
その他は口頭弁論の際提出する。

付属書類
1、土地評価証明書 1通
2、甲号証の写し 各1通

物件目録
1、土地
所在地    ***********
地番     **番
地目     宅地
地積     ***平方メートル
2、建物
所在地    ***********
構造     ******
面積     **平方メートル