売掛金請求訴訟の訴状とは・・・

売掛金請求訴訟の訴状とは・・・

表題、日付、裁判所、当事者を書き、訴状の当事者は売主の住所氏名、買主の住所氏名を書きます。

その後に、事件の表示、訴訟物の額、貼用印紙、請求の趣旨を書いていきます。

請求の趣旨では、仮執行の宣言を求める旨も書きます。

請求の原因の書き方は、商事取引であることを裁判所に知らせるために原告の職業を明らかにします。

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売掛金請求訴状ひな形・・・

訴状
平成**年**月**日
**地方裁判所 御中
原告 株式会社山田実業
代表取締役 山田太郎 印

〒***-**** 東京都**********
電話 03-****-****
FAX 03-****-****
原告 株式会社山田実業

〒***-**** 東京都**********
電話 03-****-****
FAX 03-****-****
被告 鈴木産業株式会社
代表取締役 鈴木一郎

売掛金請求事件
訴訟物の価額 ***円
貼用印紙額 **円

請求の趣旨
被告は原告に対し、金**万円及び平成**年**月**日以降完済までの年*%の割合による金員を支払え。
訴訟費用は被告の負担とする。
との判決及び仮執行の宣言を求める。

請求の原因
1、原告は服飾生地の卸売販売を業とする商人であり、被告は鈴木産業株式会社という商号で服飾生地の販売を業とする商人である。
2、被告は原告との間に次の売買契約をした(甲1号証)。
(1)契約年月日  平成**年**月**日
(2)売買の目的物 服飾生地*****
(3)代金     金***円也
(4)商品納入日  平成**年**月**日
(5)代金支払日  平成**年**月**日
3、原告は目的商品を契約納入日である平成**年**月**日に被告方に持参し納入したが、被告は代金支払日に至っても代金を支払わない(甲2号証)。
その後、再三請求したが支払わない(甲3号証、4号証)。
4、原告は被告に対し次の金員の支払いを求める。
(1)金***円也
(2)右金員に対する平成**年**月**日より平成**年**月**日まで年*%の割合による法定利息相当の遅延損害金

証拠方法
1、甲1号証(注文書)
2、甲2号証(納品書)
3、甲3号証(請求書控え 平成**年**月**日)
4、甲4号証(請求書控え 平成**年**月**日)
以上、証拠説明書の通り、その他は口頭弁論の際に提出する。

付属書類
1、甲号証の写し 各1通
2、資格証明書  各1通

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売掛金請求訴訟の証拠とは・・・

売掛金請求訴訟は、証人の日常の取引によって生じますから、売掛金があることを証明するのに必要な証拠は、借用証書のような形で残っているわけではありません。

しかし、売主である原告側には、納品書、請求書などの控えがあり、物品販売ではこれらの書面を必ず作成します。

納品書に受領のサインがあれば、これは証拠です。

仮にサインがなかったとしてもこのように定型的に作成されたものは、証拠になります。

紛失してしまったような場合には、売上帳、日記帳、伝票などを証拠とします。

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